整理収納にもお掃除にも詳しく、両方の講師資格を持っている澁川真希さんは2人の男の子を育てるワーキングマザー。笑顔を絶やさずパワフルな活動を続ける澁川さんにお掃除講座「クリンネスト資格講座」についてお話しを伺いました。
クリンネスト2級認定講師
整理収納コンサルタント COMFORT STYLE代表
親・子の片づけ教育研究所代表理事
クリンネストを受講したときに思ったのは、お掃除が苦手な人、やりたくない人でも、ヤル気にさせられる内容だなということでした。これならほんとうに実行できそうだなと感じました。
最初に、お掃除の考え方から入っているのがいいのでしょうね。これまでにもお掃除講座はありましたが、専門的すぎたり、テクニックに走りすぎていたり。それに比べて、クリンネストではお掃除を一括りにしないで、それぞれのニーズに合わせたお掃除がありますよと問いかけています。私はどこがきれいだったら満足なのか? 自分のお掃除プランをつくるようにすすめていますから、ムリなく続けられて、日々やることの中にお掃除をうまく組み込んで回せるんですね。
私は2006年から整理収納アドバイザーの仕事を始めて、長くやっているのでわかるのですが、片づけができない人もいろんな本を読んでいて知識はあるんです。それを実行すればいいのに、それがなかなかできない。なぜできないのか?と考えると、「いつやるか、どうやるか」が全然わかっていないからなんですね。これが整理収納を始める際に大切なところで、実は、お掃除でも同じなんです。
クリンネスト講座では、お掃除に関して「いつやるか、どうやるか」を教えています。だから、やってみようという気になれます。2017年からクリンネスト講座の講師もしていますが、考え方から入ってヤル気になれる仕組みがあるので、講師としてすごく話しやすくて、理解していただきやすい講座だと感じています。
お掃除は片づけと切っても切り離せないものですが、片づけは得意だけど、お掃除は苦手という方は意外と多いんです。クリンネストの講師をしていると、「講座を聞いてお掃除に対する心のハードルが下がりました」「苦なくできるようになりました」とアドバイザーさんから言われたりします。
片づけもお掃除も暮らしの質を上げたり、ゆとりを生み出すために必要なことですが、特にクリンネストを学んだあとでは、誰もがクリンネストを学んで欲しいと思うようになりました。お掃除というメンテナンスは一度で終わりではなく、欠かさず行っていかなければいけないからこそ、「これを学んでしまえば楽にお掃除できるようになるよ」と伝えたいですね。
片づけでも、お掃除でも、どれくらい時間がかかるのかわからなければ手を付けるのがイヤになりますよね。ここを片づけるのに何分かかるとわかっている人は、すぐに始められます。同じようにお掃除でも、範囲や汚れの程度から何分あればここまで終わるとわかっていると、手を付けられるんです。
アドバイザーは広さとモノの量を照らし合わせて、どれくらいで片づけが済むという片づけの見積もりを出します。その見積もりをお掃除でも出せるということです。クリンネストを学んで、実際に自分の家で実践していくと、お掃除の見積もりが出せるようになり、すぐに取りかかれて、時間内でサッさと済ませることができるようになるんですね。
私のなかには「働く女性を応援したい」という思いがすごくあります。家事代行や整理収納、クリンネストによって暮らし全般をより快適にするお手伝いをしていきたいんですね。その意味ではクリンネストを学ぶと、家族を巻き込んで家事を分担しやすくなるので、働く女性にもおすすめです。
クリンネストの講座では、何曜日にどこをするといったお掃除のスケジュール化をしますが、やることがはっきりしてくると実行しやすいし、家族に頼むこともできるようになる。いつ・どこを・だれがやるといった仕組み作りができます。
あとは関わり方ですね。言い方というのかな、コミュニケーションの問題になってきます。子どもに「これ頼むからやってよ」と言うのと、「じゃぁ、これを任命するね」と言うのと、どっちがヤル気になるか。「この役目ができるようになったから、今度はこれを頼むね」「ここができたら、昇格で次はここね」って(笑)。あえて「昇格」と言ったほうが子どもは喜んでやりますね。子どもが自分の仕事として家事の分担を進んでやるようになると、その姿勢はほかのことにも活かされますね。
自分の手で住居や家庭環境を整えられるのはすごく幸せなことですよね。環境を整える考え方やテクニックを身につければ、もっと自分の家が好きになって、もっともっと自分自身の生き方が好きになれると思います。そうなると自然とその思いを発信できるようになる。自らの居住空間を整えて、自信を持て整理収納アドバイザーやクリンネストとして活躍し、またこれを教える人たちをたくさん育てていきたいですね。
まず【クリンネスト2級講座】(座学・1日)の受講をおすすめします。
どのように暮らしたいかということに向き合い、お掃除の考え方を知ることで、自分のライフスタイルに合ったお掃除方法を見つけることができます。動線や汚れの見極め、洗剤などのお掃除のさまざまな内容が充実。さらに、やる気が出るコツ、楽に続ける方法、時間のやりくりまで、お掃除が好きな方にも苦手な方にも役立つ内容です。整理収納のあとはクリンネストでお家をきれいにキープしましょう。
受講後は、続けて【クリンネスト1級講座】を受講すると、2級の学びを実践に移すのにピッタリです。お掃除習慣づくりから、実際のお掃除のやり方まで、動画も見ながらしっかり身につけられます。2級講座の後7日以内に1級講座に申込みすると、早得プレゼントもあり!
まず【クリンネスト2級講座】(座学・1日)を受講。その後、【クリンネスト1級講座】(通信講座・標準受講期間は約3か月)の受講をおすすめします。
それによって、お掃除の考え方(2級)と実際の具体的なやり方(1級)の両方が身につきます。アドバイザーとして、お客さまに対して自信をもって現場で活かすことができるでしょう。
1級取得後は、お掃除を講師から対面で学べる【実技認定予備講座】(1日)で、お掃除技術のブラシュアップをすることもできます(下記、資格取得までの流れを参照)。「整理収納+お掃除アドバイス」という独自のメニューを作って活動するのもよいでしょう。セットで提供できるアドバイザーとなると、お客さまからの信頼もより大きくなります。お掃除の知識があることでリピートに繋がりやすいというメリットもあります。
整理収納アドバイザー2級認定講師の資格をお持ちの方は、講師試験の中の実技試験は免除で、講師資格が得られます。免除分の割引価格で受験ができます。講師試験に至るまで詳しくは下記【資格取得までの流れ】を参照ください。